覚悟

本日、親父が約1年ぶりに再入院した。

リンパ腫との闘病生活を切り抜け、大事に過ごした1年。

先々週実家に行った時はまだ何も問題なかったのだが。

それは突然、津波のように押し寄せてきた。


しばらく食欲がないな、などと言っているかと思いきや、

鳩尾が痛い、膝がいたい、吐き気がする・・・

症状が雪崩のように覆いかぶさりあい、

心まで折ってしまう。

1年前の悪夢が蘇る。


淡々とクールにやり過ごす親父が、

子供のように駄々をこね、八つ当たりをし出す。

このままでは母親が持たない。


ここで子供の出番ということか。

知らぬ間にいい歳こいたこのオレが、

知らぬ間に介護という迷宮の中にいる。


先の長い持久走になるのか、

短距離走なのかはまだわからないが、

ちょっぴり覚悟を決めないと。