All is Vanity

本日、横浜マラソン10kmの部、初めての大会デビューの日。 大桟橋に車を停めて山下公園のスタート地点まで移動。風が寒すぎ。 午前10時35分、スタート。 初めの1kmは参加ランナー過密状態、なかなか抜け出せないような状況（妻ともすぐはぐれる）。 おかげで飛ばしすぎずに済んだわけだが。 自分でも結構飛ばしすぎかな、と思ったところ前方に妻の走る姿が。 まさか俺より前を走っているとは・・・。 飛ばしすぎじゃん？と声をかけ、ここから一人旅に出る。 新山下の高速入り口を見つつ埠頭の倉庫エリアのほうへ。 ながーい直線とどこまで行っても変わらぬ景色には少し疲れが増す。 折り返し時点ではまだ余力を感じる。 そうこうしている間に、給水所。 よくテレビでマラソンランナーがやっているように自分もやってみたかったのだが・・ 水を一口飲んだ瞬間から一気に体が重くなる。 そこに現れた「あと3km」の看板。 こっからが地獄だった。 まず、一緒に参加したご家族の奥さんに抜かれる。 この奥さん、週に3日はジムでランニングしてるだけあって走りにまだ余裕を感じさせる。 折れかかった気持ちの中、さらにショックではあったが、これが吉と出た。 なんとかその奥さんについて行こう、と決め、5mくらいの間隔を保ったまま必死について行く。 「あと2km」の看板。 ”え、あれからまだ1kmかよ・・・”　ただ茫然。 この1kmがどれほど長く感じたことか。 しかしあの奥さんはまだ射程距離圏内だ。 そこに最後の上り坂。 奥さんとの距離が縮まる。 そうこうしているうちに、FINISHのゲートが視界に入ってきた。 咄嗟にスパートをかけてしまった。 見えはするものの、実際はまだ結構遠く、引くに引けないままスパートし続け、 いつしかその奥さんを追い抜き、感動のゴール・・・。 電光表示板の時計は50分を回ってしまったけど、手元の時計ではまだ49分だった。 実は自分自身への挑戦、50分を切る！と決めていたのでなんとかその課題はクリアできた。 でも、本当に死ぬほど苦しかった。これ以上タイムを上げるのはよほどのトレーニングを要する気がする。 とはいってもまだランニング始めて2カ月。 まだもう少し伸びしろはあるかも。 一緒に走ったみなさん、本当にお疲れさまでした。 また、今回この大会に誘っていただきランニングという新しい楽しみと出会う機会を