運動会で高揚す

上の息子で3年間、続けて下の娘で3年間、今年、6回目の運動会が私の人生最後の舞台となる。

それは子供の通う幼稚園、全プログラムのオオトリ、父母によるジャンボスプーンリレーのこと。

毎年、そのガチな勝負っぷりには定評があり、運動会前には当然チームの父母たちが集まっての
自主練が当たり前。

さて、当日、9クラス対抗にてスタート前に出走者が並ぶ。順番決めも勝敗を大きく左右する。

当然ほかのチームのアンカーも脚に自慢のお父さんがアサインされているようだったが（それは準備体操の様を見れば一目瞭然）、今回は私にとって最後のレースとなるので、志願してアンカーを務めさせていただいた。

勝負だ！

第1走者、8人のお父さんたちの中で唯一女性を配した。なぜなら第1走者は一斉にインコースに殺到するため、3人から4人くらいが毎年玉を落とし、順位も落とす。だから堅実に走れるお母さんをアサインしてみた。

結果、6位くらいで帰ってきてくれた。続いてうちの妻。手前みそだがうちの妻は早いうえに落とさない。一気に順位を上げ3位と4位を争うくらいで帰還。続くお父さんがナイスな走りをしてそのまま高順位を維持し、結局私は第3位でスタートすることになった。

「これならイケる！」

まず第一コーナーで一気に差を詰め、第2コーナーを抜けた直線で一人抜き去り、さらに加速、第4コーナーでそれまでの1位のお父さんを抜き去り、、、トップでゴーーーーーーーーーール。

最高に盛り上がり、幼稚園最後のレースにして最高の思い出とすることができた。
ギャラリーからの称賛も気持ち良かったが、娘を鼻高々にさせてあげられたことが何より嬉しかった。

家族4人、とても幸せな一日を送ることができた。

なんていい幼稚園なんだ。

もう参加できないのが淋しい・・・。